本日公式サイトにて”ビットコインクラシックは閉鎖する”という宣言がありました。
これはビットコインが終了する…ということなのでしょうか?
ビットコインとビットコインクラシックの違い
まずはビットコインとビットコインクラシックの違いについて見ていきましょう。
ビットコイン=ビットコインクラシック…というわけではありません。
ビットコインクラシックとは、ビットコインのブロックサイズを、これまでの1Mから2Mにアップしたものです。2Mにアップすることによって処理速度がかなり向上します。
ビットコインの最大の問題と言われる処理速度の問題を解決しようとしたのがビットコインクラシックだったのです。
このビットコインクラシックは2016年の初めのころから開発されてきていました。しかし、ここに来てビットコインクラシックの開発は終了するという声明が出された…ということはビットコインクラシックはホントに世にはでてこなくなるということです。
しかし、ビットコインはその限りではありません。ビットコインクラシックがなくなる=ビットコイン終了というわけではないのです…
しかし…この発表があってからビットコインは値を下げてきています。代わりに暴騰といえるほど上がってきているのがビットコインキャッシュです。
ビットコインキャッシュの暴騰の原因
ビットコインキャッシュがここに来て急に値上がりしてきたのも、この発表が関連していると思われます。
ビットコインクラシックの開発終了の声明で、2018年5月までにビットコインクラシックが正式なビットコインとなる。と発表があったのです。
先日の記事に書いたSegeit2Xのハードフォークが行われていればビットコインが2Mにアップされ、処理速度も向上し、問題は解決されるはずだったのですが…これが回避されました。
リプレイプロテクションが実装されてない危険だらけのハードフォークがなくなったのはいいことなのですが、その代償としてビットコインが2Mにならない…ということはビットコインキャッシュがビットコインになるのではないか?という思惑からビットコインキャッシュが買われ、ビットコインが売られている。
これが今相場に起こっていることだと予想されます。
今後ビットコインはどうなるの?
では本当にビットコインキャッシュがビットコインに成り変わるのか…これは正直まだわかりません。
もしかするとビットコインゴールドが急伸する可能性もありますし、延期になったSegwit2xが行われ、ビットコインが2Mになれば解消されます。
しかしそんなことよりも今のコインの相場を握っているのは投資家です。
これから出てくる発表によってまた相場は大きく揺れ動いていくと思います。
私たちにできることは少しでも早く情報を収集し、適切な判断の元、コインを売買していく。それしかできません。
個人的にはこの話が一段落すればまたビットコインの値上がりは続くと思っています。
しかし、油断できる状況ではなくなったのも事実、私も迅速に情報を収集して判断をしていきたいと思います。