1/16更新 イーサリアムのハードフォーク、延期になりました。EIP-1283の脆弱性が発覚したためということです。
かわりにGeth v1.8.21のホットフィックス版がリリースされています。いまのところホルダーは特になにかしなければいけないということは無いようです。
また続報入りましたら更新していきます。
1/13更新 イーサリアムのハードフォークの時期について訂正しました。
間もなくイーサリアムが大型のハードフォークを行います。
ハードフォークの期待からか最近はイーサリアム、かなり上がってますね。
一時期は1万円前後をさまよってましたが、1/4現在は16000まで上昇しています。
今回は1月に行われるイーサリアムのハードフォークについて説明していきたいと思います。
もくじ
今回のイーサリアムのハードフォークの内容について
では早速ですが、今回のイーサリアムのハードフォークの内容について説明していきます。
ハードフォークの名前は”コンスタンティノープル”、現在はトルコのイスタンブールになってる都市の名前ですね。
今回は5つの大きな変更点があります。
1つ目の変更点 ガス代の削減
イーサリアムを送金するにはガスと言われる送金料が必要になります。
詳しい話は省きますが、今回のアップデートでこのガス代がかなり安くなるようです。
2つ目の変更点 スマートコントラクトの検証
今回のイーサリアムのアップデートで、スマートコントラクトの検証がよりスムーズになります。
今までは過去のコントラクトのコードを持ってきて全て確認した上で検証が行われていたのですが、これがハッシュのみを確認するようになります。
…わかりやすくいうと、無駄な確認を減らして検証をスムーズに行うということです。
3つ目の変更点 ステートチャンネル
ステートチャンネルとは…イーサリアム版ライトニングネットワーク…といえば少しわかりやすいでしょうか?
普通は送金の検証にブロックチェーンを使用しますが、そうではなくペイメントチャンネル上でトランザクションを行うことができるようになります。
これによって送金スピードがより早くなります。
4つ目の変更点 ブロック報酬減
これは改悪のように見えますが、改善なんです。
これまではマイニングに成功するとなんと3ETHもらえていました。ブロックは毎日5000位はでていたので、15000ETHが毎日マイニングされていたのです。
これが売り圧になってイーサリアムの価格を下げる原因の一つに。なっていました。
報酬が減れば売り圧が減り、価格は上がりやすくなる…ということのようです。
5つ目の変更点 ストレージ使用の効率化
これは内容がかなり難しいです。
同じトランザクション内で複数のアップデートがストレージスロットを使うことができるようになるもの。
要はコスト削減の一つだと思っておいて問題ないと思います。
イーサリアムのハードフォークはいつ行われるの?
今回のイーサリアムのハードフォーク”コンスタンティノープル”はフロック高が708000になったタイミング、今のペースだと1月14日前後になるだろうと予測されています(1/13更新、現在ブロックの出来高のペースが遅いので17日頃になりそうです)。
状況によっては多少前後することがありますので、気になる方は
https://etherscan.io/で現在のブロック高を確認しておくといいですよ。
イーサリアムのハードフォークに対応する取引所
さて、最後にイーサリアムのハードフォークに対応する取引所を紹介しておきたいと思います。
ETHを持っている方はハードフォーク前にアップデートに対応すると行っている取引所に必ず移動しておきましょう。
今のところ、間違いなく対応しているのはBinanceです、
Binance Will Support the Upcoming Ethereum Constantinople Hard Forkhttps://t.co/Jt91lT7hdY pic.twitter.com/OTr8fNOLr8
— Binance (@binance) 2019年1月3日
まだ他にもイーサリアムの”コンスタンティノープル”アップデートに対応する取引所は出てくると思います。
分かり次第随時追加していこうと思います。