2020年後半から高騰して話題になっているビットコインと、トレード商品の定番として根強い人気を持つFX。
どちらを選んだらよいか悩むところだが、両方の特徴を理解して自分のニーズに合った商品を選ぼう。
ビットコインは長期上昇が期待できる
ビットコインは世界に多く出回っている仮想通貨の1つで、仮想通貨の中でも最も古く最も広く取引されている。
流通が始まったのは2009年で、当初はそれこそ1枚が1円や10円という安い価格で取引されていた。
しかしそれからわずか12年後の2021年には1枚あたり700万円になる驚異的な高騰を見せた。
他の仮想通貨と同様ビットコインは比較的最近登場した金融商品だ。
わずか10年程度の期間で爆発的に価格が上がったので、今後も長期的な価格上昇が期待できる。
値動きが激しいので短期トレードで売買益を狙うことも可能だが、同時に長期的に保有して資産形成をしたいニーズにも応えられる。
FXは2通貨の相対レート
ビットコインのレートはビットコインと円や米ドルといった法定通貨との交換レートと言えるのに対し、FXのレートは「米ドル/円」のように2つの法定通貨の相対的なレートとして表わされる。そこがFXとビットコインで大きく違う点だ。
最近登場したばかりのビットコインは無限の可能性を秘めており、ビットコインが買われることで法定通貨に対して青天井で上昇することも期待できる。
それに対してFXのレートは法定通貨同士の相対レートなので、極端に上がったり下がることは考えにくい。
途上国の通貨なら大きく価値が落ちることもあるが、日本やアメリカなど先進国の通貨はどちらかだけが極端に価値が落ちることは起こりにくい。
したがってFXの場合はあくまで短期利益を狙うか、あるいは長期保有なら保有するポジションによってはもらえるスワップ金利を目的にすることになる。
業者選びが重要
ビットコインでトレードをするかFXにするかによって、口座を開く業者が変わる。
ビットコインを取引したいなら主に仮想通貨取引所、FXトレードをしたいならFX業者に口座を開くことが必要だ。
仮にビットコインとFXの両方でトレードをしたい場合、仮想通貨取引所とFX業者にそれぞれ別々の口座を持つことになる。
しかしCFDの取引を視野に入れるなら、同じ口座で両方が取引できる。
つまりFX業者でビットコインがトレードできるようなものであり、口座を2つ開設する手間が省ける。
ビットコインとFXの両方のトレードに興味があるなら、1つの口座で両方が取引できる業者は有効な選択肢と言える。
Source:https://pixabay.com/photos/usd-bills-dollars-money-cash-2874026/